Re: 国と国が争うという事
Re:国と国が争うという事 |
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ああいった駄文に返信が来るとは。恐縮です。
個人的な見解が強い話になってしまうので、そういう意見が返ってくるかも…と思い書いた部分もあります。
>「本能だからしょうがない」どうして戦争に関しては動物としての本能が優先されるのでしょうか、人間は理性と知性を有する動物
>です、考えて相手に伝える手段を持っています、話し合いでは駄目なのでしょうか。
私が考える「戦争」という行為は、そういった理性と知性を駆使した交渉がどうしても和解に至らない場合に発生するものだと
考えています。確かに人間は素晴らしい知性と理性を持っています。では、「動物としての本能」は捨て去ってしまったのでしょうか。
それは違います。これまで起こった戦争は単に快楽や利己欲から発生しているものだけではないと言うことを知って欲しいのです。
(下に記載されているような、「群れの食料確保であったり群れの安全を守るためであったり」という争いは人間にも存在します。)
>たとえば、猿の縄張り争いは、群れの食料確保であったり群れの安全を守るためであったり、他の動物であっても生きるために
>必要な最低限の争いでは無いでしょうか、生きていくのに必要な分以上の縄張りを確保するために争ったり、食料として必要な
>分以上に相手を殺す動物を僕は知りません。
この点に関しては、2つの理由があると思います。
①人間も必要最低限(自分のテリトリーを守る為)の争いをします。有志以前からある民族紛争とは自民族の存続を懸けた
縄張り争いではないでしょうか。(便乗して利権を貪る輩は後述した「人間の利己欲」が突っ走った結果かと。)
②生きていく以上に必要な分の縄張り…誰が定義するのですか。ある経済書には富が増えるほどに人口は増加し
土地や経済の成長率は飽和していき、やがて最下層の人間には仕事が回ってこない(分業の結果、自給自足が難しいのは
今の日本社会を見れば一目瞭然ではないでしょうか)状況が発生すると書かれていました。
最下層の人間からすれば、上の人間が搾取しているのだと考え、自分の生命を守る為に止む無く争いを始めている国もあります。
じゃあみんなで分ければいいじゃないか!という考えが上手くいかないのは共産主義が崩壊していく理由を考えてみて下さい。
>どちらも、戦争を仕掛けられた側の事のようですが、考えなければいけないのは戦争を始める側の事です、戦争が始まれば
>多かれ少なかれ人が死んでいきます、テレビでは戦車が走る姿や花火のような砲火しか映りませんが、実際には多くの人が
>殺されています。考えてみて下さい、いきなり自分の目の前に爆弾が落ちて、今まで話をしていた恋人や自分の子供が手や脚を
>もがれ血を流しながら「たすけて」と叫んでいる、親や友達が炎に包まれて、もがき苦しみながら目の前で死んでゆく、こんな光景
>を目の当たりにしても仕方の無い事と言えるでしょうか、こんな事を目の当たりにしても納得出来る戦争の理由って何なのでしょう
>か。
戦争を始める側の理由はなんでしょうか。仕掛ける側は絶対悪ですか。
例えば日本国民からは完全悪に近い太平洋戦争ですが、開戦当初の理由はご存知でしょうか。
「日本がアジア・世界を統一していく」という意味の「八鉱一宇」という考えは有名なのですが
これは独裁的な世界を作るのではなく、当時植民地化されている地域がほとんどだったアジア諸国の
奪還が目的だったと言われています。
日本でこういった事を主立って喋るとすぐに右寄りな発言とされ、タブー扱いになっている為
その事実は伝わらないのです。(現に日本軍が駐留した地域(台湾や東南アジア)のインフラは
日本国内より整備されていた地域も存在します。)
戦争を仕掛けられた側としても、戦争を起こした側の信念が伝わっているわけではなく(伝わっていたら和解するでしょう)
起きた戦争で悲惨なことが少しでも身の回り(恋人や親族)に及ばないように武力をもって対抗するのだと思います。
>こんな事を目の当たりにしても納得出来る戦争の理由って何なのでしょうか。
こんなことを目の当たりにしたくない、しかし話し合いでは決裂してしまった相手に何もなす術なく家族や恋人
さらには自民族が滅亡する危機にあって、納得出来ない等と言っている状況にあるでしょうか。
理由など考える時は過ぎてしまっている状態なのです。だからこそ通常の生活からは逸脱した状態が
常に起こりうる場所となるのです。
誤解が生じてしまっては良くないので、考えをもう一度書きますと
私自身は戦争行為は根本的に良くない(悪)だと考えています。但し、人間が動物として、又は人間であるからこそ
起こりうる争いの行為(交渉の最終手段)だとも考えているのです。
夜勤明けでさらに駄文となってしまいましたが、あのような落書きに興味を持っていただき有難うございました。
投稿者 wyjrny | 返信 (0) | トラックバック (0)